Blog記事一覧 > 8月, 2025 - KAIFUKU in 大 〜足と姿勢、自律神経の総合整体院の記事一覧
膝痛、変形性関節症と腎機能(GFR)の関係
動画は変形性膝関節症の患者様の施術前後の歩行の変化です。
膝の痛みがひどく、ついに歩けなくなってきたとのお悩み
遠方よりご来院していただきましたが、1回の施術でかなり痛みが取れたということで喜んでいただけました。
ただ、変形性膝関節症や股関節症の中には、患部を治療するだけでは良い状態を持続することは難しいケースがあります。以下をご参照ください。
GFR(腎機能)という視点
変形性関節症や関節炎の治療というと、「膝の軟骨がすり減っている」「腰の関節に炎症がある」といった局所の問題に目が向きがちです。
しかし実際には、関節の治りやすさ・炎症の長引きやすさは 体全体の状態=全身因子 に大きく左右されることを考えなければいけません。
そこで考えなければいけない基準の一つにGFR(糸球体ろ過量)があります。
GFRは腎臓の働きを示す数値で、血液の中の老廃物を“フィルター”のようにこす力を表しており、60を切ると腎機能低下とされます。
腎機能が弱ると以下のような問題が現れます。
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炎症を長引かせる
老廃物や炎症物質が体内にたまりやすくなり、関節の炎症が引きにくい。 -
骨の質が弱る
GFRが低下すると“腎性骨症”と呼ばれる骨代謝異常が進み、軟骨や骨の修復力が落ちる。 -
全身状態の低下
腎機能が悪いと、貧血や栄養不良が起こりやすく、関節の修復や筋肉の回復も遅れる。
このようにGFRが低値となると関節炎を長引かせるリスクが高まってしまいます。ですのでまずある程度の年齢になってくると、変形性関節症を治す場合は膝の問題を解決するべきか、全身状態を整えるべきか、優先順位を決める必要があると感じます。
早く対処しないと根本治療が難しくなる
糸球体(腎臓のフィルター)は、一度壊れると新しく作り直す能力はほとんどありません。
肝臓や皮膚のような強い再生力はなく、「不可逆的な臓器」とされています。
腎機能が低下している理由は人によって様々です。
ただ、軽度のダメージであれば、糸球体の細胞が修復して機能を取り戻すことがあるとも言われています。
当院では皆様のお身体を見させていただいた上で、ひとり一人に合った関節症のサポートをご提案させていただきます。
「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に、根本的に治していきたい。そんな想いをお持ちの方はぜひ当院はご相談ください。
専門的な治療をつなげ、効果を最大限に ~足、自律神経、姿勢の総合整体院 KAIFUKU in 大~
西宮、芦屋、宝塚、夙川、苦楽園口エリアの総合整体院をお探しの方は当院まで。
「ダイエット」と聞くと、多くの方が「美容」を思い浮かべるかもしれません。
しかし、酵素ファスティング(酵素のみを取り入れる断食)は単なる美容目的にとどまらず、体調改善にも大きな役割を果たすことがあります。
酵素ファスティングにはさまざまな方法があります。
たとえば、
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長期的に計画されたダイエットの一環として行うファスティング
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1日だけ行う「プチ断食」
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3日間、1週間といった短期集中のファスティング
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朝だけ食事を控える「朝ファスティング」
少し工夫を加えることで、単なる「食事制限のダイエット」から、身体を整えるための「健康的な酵素ファスティング」に変わります。これは、美容と健康の両面で効果を期待できる“究極のダイエット”ともいえるでしょう。
続けられる工夫が大切
ファスティングと聞くと「大変そう」「我慢がつらい」というイメージを持つ方も少なくありません。
しかし、酵素ドリンクなどを組み合わせることで、ファスティングを楽しみながら続けることが可能です。またほとんどの方が「大変だと思っていたけど、やってみてよかった」との感想をいただいております。効果を実感することで定期的に自然とファスティングを取り入れる習慣ができてきます。
加齢と関節痛の関係
年齢を重ねると増えてくる関節の痛み。
その主な原因には、
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体重の増加
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筋力の低下
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可動域の減少
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自己免疫や自律神経の乱れ
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骨格アライメント(姿勢・バランス)の変化
が挙げられます。
実は、これらの原因の多くは、ファスティング=健康的なダイエットによって改善が期待できます。体重コントロールはもちろん、腸内環境の改善や自律神経の安定などもその一部です。
当院の考え方
ファスティングは誰でも気軽に始められる健康法ですが、体調や生活習慣、持病の有無などによって合う・合わないが分かれます。
当院では、体質や現在の状態を丁寧に確認した上で、ファスティングを取り入れることが本当に必要かどうかを一緒に考えていきます。
「美容のため」だけでなく、「これからも快適に動ける身体づくり」のために。
ファスティングを正しく活用し、心身を整えるお手伝いをしています。
西宮、夙川、苦楽園口の方でお身体の不調でお悩みの方は ~足、姿勢、自律神経の夙川総合整体院 KAIFUKU in 大~ お気軽にお問合せください。
歩き方の乱れに、自律神経が関係していることも
「なんだか最近、歩くとふらつく気がする」
「足が地についていない感じがする」
こういった相談を受けることがあります。
一見すると筋力の低下や加齢の影響のように感じられるかもしれませんが、
実はこのような歩行の不安定さには、自律神経の乱れが関係していることもあります。
結論からお話しすると、歩行=筋肉の働き=神経の働き、このように考える必要があります。
自律神経がうまく働かなくなると、
姿勢を保つための深部の筋肉(体幹)や、歩くときに無意識で使われる細かな筋肉の力が入りにくくなります。
それにより、歩くときのタイミングや重心移動がズレてきて、身体全体のバランスが崩れていきます。
注意しなければならないのは、筋力の低下や歩行の乱れが長期間続くと、足の機能自体が退化してしまうことです。
すると、いざ自律神経の状態を整えようとしても、足の感覚や連動性が取り戻しづらくなり、改善のスピードが鈍くなってきます。
これは特に、年齢を重ねた方ほど注意が必要です。
若い方であれば一時的な乱れも比較的早く回復できますが、
加齢とともに足の機能は退化する一方で、回復力も落ちてくるため、「歩き方のクセ」が戻らず、そのまま慢性的な不調につながりやすくなるのです。
不調がなかなか良くならない背景には、
実は「歩き方の乱れ」が関係していて、
その歩き方の乱れを引き起こしているのが「自律神経の不調」だった
というケースは少なくありません。
歩行の質をあげることは自律神経の不調を改善するためにとても大事な項目だと思っています。
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何となく歩くことの弊害
私たちは毎日、当たり前のように歩いています。
でも、その「歩き方」を自分で意識したことがあるという方は、ほとんどいません。
問診で、「歩き方を見直したいと思ったきっかけは何ですか?」と伺うと、
「よく転ぶようになった」「膝や股関節が痛い」「なんとなく姿勢が悪いと感じる」
そんな声がよく返ってきます。
でも実は、それより前から“サイン”は出ていることが多いのです。
歩くときに、足の裏のどこを使っているか。
膝はどう動いているか。
骨盤や肋骨が揺れているか。
視線はどこにあるか。
何気ないようですが、これらはすべて体の状態を映し出すヒントになります。
そして、それらがちょっとずつズレてくると、
「何となく疲れやすい」「なんか体が重い」「気づけば痛みがある」
という、はっきりしないけど続いてしまう不調に変わっていきます。
特に現代は、歩く距離や時間が減っていて、
また、自分足に合ってない靴を履いているせいで足の指が弱ってしまったり、疲労がたまっている中で歩行の悪い癖がついてしまう方も多いです。
歩くという動作は、全身の連動です。
足だけでなく、体幹、腕、目の使い方、呼吸――すべてがつながっていて、
「ただ歩いているだけ」の中に、体のクセや状態が表れます。
歩き方を少し見直すだけで、姿勢が楽になったり、疲れにくくなったりすることがあります。
当院でも、足や膝の症状で来られた方が、「歩き方のクセを変えたら腰まで楽になった」と驚かれることは少なくありません。
今の歩き方は、過去の習慣や環境の積み重ねです。
それを見直すことは、自分の体と向き合いなおすことでもあります。
「なんとなく調子が悪い」
そんなときは、まず「自分がどんなふうに歩いているか?」を少しだけ気にしてみてください。
そこに、不調をほどくためのヒントが隠れているかもしれません。
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