Blog記事一覧 > 変形性膝関節症 - 西宮市の整体なら阪急苦楽園口駅徒歩3分のKAIFUKU in 大~足、腰、自律神経の総合整体院~の記事一覧

前回②では、
筋肉や股関節周囲へ施術すると、膝裏の痛みが楽になった。
ところが、
膝関節に施術すると、反対に痛みが強くなった。
というところまでご紹介しました。
ここだけを見ると、
「やっぱり筋肉が原因だったのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、もう少し身体の反応を確認してみると、今回の膝裏の痛みについて重要なヒントが見えてきました。
「ストレッチすると膝裏が痛い」なら筋肉が原因?
患者様は、
「ストレッチをすると膝裏が痛い」
とおっしゃっていました。
膝裏から太ももの外側にかけては、大腿二頭筋などの筋肉があります。
そのため、
「筋肉を伸ばして痛いのだから、筋肉が原因では?」
と考えたくなります。
そこで、条件を変えて同じ場所を伸ばしてみることにしました。
今度は上向きに寝てもらい、膝裏から太ももの後ろ側を伸ばしてみます。
すると、
痛くありません。
同じ膝裏を伸ばしているはずなのに、座って行うと痛く、寝た状態では痛くない。
なぜなのでしょうか。
違いは「膝に体重がかかっているかどうか」
二つのストレッチの違いの一つが、荷重のかかり方です。
座った状態で行っていたストレッチでは、姿勢や方法によって膝関節に圧が加わります。
一方、上向きに寝た状態では、膝への荷重を減らした状態で筋肉を伸ばすことができます。
つまり今回の場合、
「ストレッチをすると痛い」=「筋肉を伸ばしたから痛い」
とは限らないことになります。
筋肉を伸ばす動作に伴って膝関節へ加わっていた負荷が、痛みを引き起こしていた可能性が考えられました。
この違いは、今回の膝裏の痛みを考えるうえで大きなヒントになりました。
関節の動きが良くなったのに、なぜ痛みが強くなったのか?
もう一つ、前回の施術で気になった反応があります。
膝関節にモビライゼーションを行うと、関節そのものの動きは良くなりました。
ところが、その状態で踏み台を上ってもらうと、膝裏の痛みは逆に強くなりました。
普通に考えると、
「関節が動きやすくなったのだから、痛みも楽になるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、実際の身体では必ずしもそうなるとは限りません。
踏み台で見つかった「ニーイン・トゥーアウト」
踏み台を上る動きを確認すると、この患者様には特徴的な動作がみられました。
膝が内側へ入り、それに対して足部が外側を向くような動きです。
私たちの業界では、このような動きを「ニーイン・トゥーアウト」と表現します。
膝関節の動きが大きくなったとしても、身体の使い方そのものが変わっていなければ、その動きやすさが必ずしも良い方向へ使われるとは限りません。
今回の場合、
関節が動きやすくなったことで、もともとあったニーイン・トゥーアウトの動作まで大きく出てしまい、膝への負担が増えた可能性
を考えました。
「関節が硬い=悪い」
「柔らかくなれば良い」
と単純に考えることができない理由の一つです。
股関節の手術歴も膝の動きに関係していた可能性
さらに今回の患者様には、痛みのある右側の股関節の手術歴がありました。
実際に確認すると、股関節には動きにくさが残っていました。
股関節の動きや筋力が十分でなければ、階段や歩行などで膝がその動きを補うことがあります。
そのため今回は、
股関節の動きにくさや筋力低下 → 動作のエラー → 膝への負担増加
というつながりも考える必要がありました。
膝が痛いからといって、膝だけを見ればよいとは限りません。
今回、身体から得られた3つのヒント
① ストレッチすると痛い
一見すると筋肉の痛みに思えます。
しかし、荷重を減らした状態で同じ筋肉を伸ばすと痛くありませんでした。
そのため今回は、筋肉そのものを伸ばした痛みではなく、膝関節への負荷が関係していた可能性を考えました。
② 股関節の手術歴と動きにくさがある
右股関節の動きにくさや筋力低下によって、膝周囲の筋肉への負担が増えたり、ニーイン・トゥーアウトのような動作が生じやすくなった可能性があります。
③ 筋肉を押すと痛い
圧痛があるからといって、その場所が必ず痛みの原因とは限りません。
今回の場合は、ご自身でも気になる場所を頻繁に触っていたため、刺激を繰り返したことで局所が痛みに敏感になっていた可能性も考えました。
表面に見えている症状が、本当の原因とは限らない
少し違う分野の話になりますが、私は現在、分子栄養学についても学んでいます。
そこでよく出てくる考え方の一つに「マスク(隠蔽)」があります。
たとえばフェリチンは鉄の状態を考える際に使われる指標の一つですが、炎症など別の要因によって数値が変動することがあります。
そのため、一つの検査値だけを見て身体全体の状態を判断するのではなく、
「表面に出ている情報と、その裏側で起こっていることは本当に一致しているのか?」
と考えることが大切になります。
身体の痛みについても、私は同じように考えています。
「ストレッチすると痛いから、筋肉が原因」
「押して痛いから、そこが原因」
「レントゲンで大きな異常がないから、関節には問題がない」
身体は、そこまで単純ではありません。
インソール・シューズ・リハビリで動作そのものを改善
今回の患者様では、これまでに得られた情報から、膝だけに施術を続けるのではなく、ニーイン・トゥーアウトなどの動作を改善し、膝へ加わる負担そのものを変えていくことを考えました。
そのため、
・インソールによる足元からの調整
・身体に合ったシューズの選定
・股関節を含めたリハビリ
・階段などでの身体の使い方の改善
などを進めています。
現在まで4回のリハビリを行い、膝裏の痛みは徐々に軽減しています。
この経過からも、今回考えた身体の使い方や負荷へのアプローチは、改善につながる方向性の一つであると考えています。
身体は、ちゃんとヒントを出しています。
今回の症例では、
「膝裏が痛い」
という一つの症状から始まりました。
しかし、詳しく確認していくと、
膝関節に荷重すると痛いのか。
膝周囲の筋肉への施術ではどう変化するのか。
膝関節への施術ではどう変化するのか。
股関節や足の動きはどうなっているのか。
一つずつ条件を変えることで、身体から得られる情報も変わっていきました。
身体は、ちゃんとヒントを出しています。
そのヒントを一緒に読み解き、
「自分の身体は、こうすると痛む」
「こう動くと楽になる」
自分の身体について理解できるようになることで、身体との新たな信頼関係が生まれます。
そうした経験の積み重ねは、今ある痛みを改善するためだけでなく、これから自分の身体と付き合っていくうえでも、大きな財産になるのではないでしょうか。

前回の記事では、
「レントゲンでは大きな異常がないのに、膝裏が痛い」
という患者様についてご紹介しました。
膝裏には筋肉、腱、半月板、関節包、神経
などさまざまな組織があります。
そのため、「膝裏が痛い」という場所だけで原因を決めるのではなく、
どこに、どのような動きや負荷が加わった時に痛むのか
を細かく確認することが大切です。
今回は、実際に患者様の身体を確認しながら、膝裏の痛みについてさらに詳しく調べていきます。
今回の患者様|50代女性・右膝裏の痛み
今回の患者様は、兵庫県にお住まいの50代女性です。
当院へ来られる前に、大阪にある足を専門に診ている治療院へ相談されていました。
そちらの先生から、
「兵庫県にお住まいなら、KAIFUKU in 大で、足だけではなく身体全体を見てもらえますよ」
とご紹介いただき、当院へ来院されました。
主な症状は、右膝の裏側に出る痛みでした。
患者様は最初、膝の裏が痛いんですとお話しされていました。
しかし、実際に痛む場所を細かく確認してみると、膝の真後ろだけではありませんでした。
膝裏のやや外側から、太ももの方向へ約10cm上まで。
細長い範囲に痛みが広がっていました。
さらに、どのような時に痛みが出るのか確認すると、
- 階段を上る時
- ストレッチで膝裏を伸ばした時
- 膝裏から太ももの外側にかけての筋肉を押した時
などで痛みが出ていました。
病院ではレントゲン検査を受けていましたが、膝の骨や関節には大きな異常は見つからず、痛み止めと湿布で経過を見ることになったそうです。
膝裏の外側には「大腿二頭筋」があります
膝裏の外側から太ももの後面には、大腿二頭筋という筋肉があります。
いわゆるハムストリングスを構成する筋肉の一つです。
今回の患者様が痛みを感じていた場所とも重なります。
さらに、
「ストレッチすると痛い」
「筋肉を押すと痛い」
という反応もありました。
ここまでを見ると、
「大腿二頭筋など、膝裏の筋肉が痛みの原因なのでは?」
と考えたくなります。
しかし、この段階ではまだ断定できません。
膝関節そのものへの負荷によって症状が出ている可能性も残っているからです。
過去の「右股関節の手術」も確認しました
今回、もう一つ気になったのが、患者様が以前に右股関節の手術を受けていたことです。
股関節の手術後には、その後の身体の使い方が変化したり、股関節周囲の動きが硬くなったりすることがあります。
股関節と膝は別々の関節ですが、歩行や階段動作では連動して働いています。
そのため、
股関節が十分に動かない分を、膝周囲の筋肉が補っている可能性はないか?
という視点でも確認する必要があります。
そこで今回は、右股関節の動きにくさと、硬くなっていた大腿二頭筋周囲に対して施術を行いました。
股関節と筋肉への施術後、階段での痛みが軽減
施術後、実際に痛みが出ていた踏み台をもう一度上っていただきました。
すると患者様から、
「あ、さっきよりかなり楽です!」
という反応がありました。
階段動作で感じていた膝裏の痛みが大きく減少しました。
ここまでなら、
「やはり股関節や大腿二頭筋が原因だった」
と考えたくなるところです。
しかし、ここで一つ注意が必要です。
「施術で楽になった」=「原因が確定した」ではありません
施術によって痛みが軽減したことは、身体の状態を考えるうえで重要な情報です。
ただし、
症状が一時的に変化したことと、痛みの原因を特定できたことは同じではありません。
慢性的な膝の痛みでは、筋肉、関節、動作など複数の要素が関係していることもあります。
そこで今度は、
「もし膝関節そのものが関係しているのであれば、膝関節へのアプローチではどのような反応が出るのか?」
という視点から確認してみることにしました。
膝関節へのモビライゼーションでは、反対に痛みが増加
次に行ったのが、膝関節の動きを引き出すための関節モビライゼーションです。
施術後、もう一度同じ動作で身体の反応を確認しました。
すると今度は、
膝裏の痛みが施術前より強くなりました。
筋肉や股関節周囲へアプローチすると、痛みは軽減した。
一方で、膝関節へアプローチすると、痛みは増加した。
この二つの反応は、今回の膝裏の痛みを考えるうえで重要なヒントになります。
痛みの原因を最初から一つに決めない
「筋肉を施術したら楽になったから、筋肉が原因」
「関節への施術で痛くなったから、関節が悪い」
どちらも、その時点ではまだ仮説です。
大切なのは、最初に考えた原因に身体を当てはめるのではなく、
同じ動作を繰り返し確認しながら、身体の反応を比較していくこと。
今回の場合、
筋肉への施術では痛みが軽減した。
関節への施術では痛みが増加した。
という異なる反応が得られました。
では、この違いは何を意味しているのでしょうか。
次回はさらに条件を変えて比較しながら、右膝裏の痛みがどこから生じている可能性が高いのかを絞り込んでいきます。
「レントゲンでわからない膝裏の痛み③」へ続きます。
「膝の裏が痛くて病院へ行ったけれど、レントゲンでは特に異常がないと言われた」
このような経験をされた方は、少なくありません。
大きな骨折や骨の変形などがないかを確認するうえで、レントゲン検査はとても大切です。
一方で、
「異常はありませんと言われても、実際に膝は痛い」
という方もいらっしゃいます。
今回ご紹介する患者様も、膝裏の痛みを抱えていました。
特に気になっていたのが、
「階段を降りる時に膝が痛む」
という症状です。
このような場合、私たちはレントゲンの結果だけではなく、
「どこが痛いのか」だけでなく、「何をした時に、どのように痛むのか」
を細かく確認していきます。
膝裏が痛む原因は一つではありません
一言で「膝裏の痛み」といっても、原因は同じとは限りません。
膝の外側や後方には、
- 半月板
- 関節軟骨
- 関節包
- 筋肉
- 腱
- 靱帯
- 神経
など、さまざまな組織があります。
そのため、
「膝の裏が痛いから、ここが原因」
と痛む場所だけから単純に判断することはできません。
特に慢性的な膝の痛みでは、痛む場所と実際に負担がかかっている組織を分けて考えることが重要になる場合があります。
「いつ痛むのか」が大切なヒントになります
身体が教えてくれる情報は、「膝の後ろが痛い」ということだけではありません。
たとえば、
「体重をかけた時だけ痛む」
「筋肉を伸ばした時にはそれほど痛くない」
「膝が押し込まれるような動きで痛む」
「階段を降りる時に痛む」
など、動作によって症状が変化することがあります。
こうした違いは、膝のどの組織に、どのような負担がかかっているのかを考えるためのヒントになります。
レントゲンでわかることと、動作からわかることは違います
レントゲン検査では、骨折や骨の変形、関節の隙間など、骨を中心とした状態を確認できます。
これは非常に重要な情報です。
ただし、膝の痛みを考えるための情報はそれだけではありません。
たとえば、
- 膝を曲げ伸ばしした時
- 膝を捻った時
- 筋肉をストレッチした時
- 片脚に体重をかけた時
- 歩いた時
- 階段を降りた時
- 朝、ベッドから起き上がった時
それぞれで症状がどう変わるのかを確認すると、レントゲンとはまた違った情報が得られます。
つまり、
画像検査と身体の動きは、それぞれ違う情報を教えてくれている
ということです。
「痛い」を細かく翻訳していく
患者様が感じている「痛い」という感覚は、とても大切です。
ただ、「膝が痛い」という言葉だけでは、まだ情報が大きすぎます。
そこで私たちは、
「荷重した時はどうですか?」
「伸ばした時はどうですか?」
「押し込まれた時は?」
「階段を上る時と降りる時では違いますか?」
と、一つずつ条件を変えながら確認していきます。
そうすることで、
「膝が痛い」という大きな情報を、身体が出している小さなヒントに分解していく。
私はこの作業を、身体の言葉を「翻訳する」ようなものだと考えています。
レントゲンで異常がなくても、身体にはヒントがあります
「レントゲンでは大きな異常はありません」
これは大切な検査結果です。
しかし、それだけで「痛みの原因がない」という意味になるわけではありません。
どの動きで痛むのか。
どのような力が加わると痛むのか。
体重をかけるとどうなるのか。
歩き方はどうなっているのか。
こうした身体から得られる情報を一つずつ確認することで、痛みの背景が少しずつ見えてくることがあります。
今回の患者様についても、こうした確認を進めていくことで、膝裏の痛みについてさらに重要なヒントが見えてきました。
次回は、実際にどのような検査を行い、膝裏の痛みの原因をどのように絞り込んでいったのかをご紹介します。
②へ続きます。
今回ご紹介するのは、強い側弯症がある70代の女性です。
初めて来院されたとき、最も困っていた症状は腰痛でした。
椅子から立ち上がるときや、身体を動かし始めるときに、腰へ鋭い痛みが走ります。
そのため、まずは日常生活を妨げている腰痛を改善することから治療を始めました。
まず取り組んだのは、側弯症に伴う腰の動き
この方には、腰椎が大きく左側へ偏位する「左凸」の強い側弯がみられます。
身体の状態を確認しながら、側弯の特徴に合わせた運動やトレーニングを行い、腰やその周囲の可動性を少しずつ改善していきました。
治療を続ける中で、立ち上がるときや動き始めに感じていた鋭い腰痛は徐々に軽減。
日常生活でも、以前のような強い痛みを感じることが少なくなってきました。
ところが、腰痛が落ち着いてくると、今度は別の症状が気になるようになります。
「右膝が痛い」
「左足の小指の胼胝が痛い」
という訴えです。
腰痛が良くなったからこそ、次の問題が見えてくる
これは臨床では珍しいことではありません。
強い腰痛があるときには、膝の違和感や足裏の小さな痛みまで意識が向きにくいことがあります。
一番困っていた腰痛が改善したからこそ、それまで目立たなかった身体の問題が見えてきたとも考えられます。
ここからは、右膝と左足の小指球に対する治療を考えていくことになりました。
しかし、この方の場合、
「膝が痛いから膝だけを治療する」
「胼胝が痛いから足だけを調整する」
という考え方だけでは十分ではありません。
側弯症では「痛い場所」だけでなく歩き方も確認します
この方の腰椎は大きく左側へ偏位しています。
さらに歩行を確認すると、身体を左側へ傾けながら、左脚へ荷重する傾向がみられました。
つまり、腰・骨盤・股関節・膝・足は、それぞれ別々に働いているわけではありません。
身体全体でバランスを取りながら歩いています。
現在みられている右膝の痛みや左小指球の胼胝についても、痛みのある場所だけを見るのではなく、左右の荷重バランスや歩き方まで含めて考える必要があります。
これは、変形性膝関節症や変形性股関節症を考えるうえでも大切な視点です。
成人の側弯症や脊柱変形では、骨盤の傾きや股関節の状態との関連も報告されています。
今回の患者様には、現在のところ明らかな変形性股関節症はありません。
しかし、身体が大きく左へ偏位している状態から歩き方や荷重位置を変えるのであれば、右膝だけでなく右股関節への負担がどのように変化するのかも考えておく必要があります。
「左に偏っているから、右へ乗せればいい」
そんなに単純ではないのです。
歩行改善は「左右均等に歩くこと」だけではありません
歩行改善や歩行指導というと、
「姿勢を真っすぐにする」
「左右均等に体重をかける」
といったことをイメージされるかもしれません。
しかし、長年の側弯症や変形性膝関節症、変形性股関節症などがある場合、身体はその状態に合わせて歩き方を変えていることがあります。
一見すると悪い歩き方でも、実は痛い関節を守るために身体が身につけた動きかもしれません。
そこを急に変えてしまえば、別の場所に負担が移ることも考えられます。
だからこそ当院の歩行指導では、単純に歩き方の形だけを整えるのではなく、
「なぜ、この人はこの歩き方になっているのか」
というところから考えます。
今の痛みと、この先の身体の両方を考える
治療でまず大切なのは、患者様が現在困っている痛みを改善することです。
しかし、その先には、
「この身体で、これからどう歩いていくのか」
という問題があります。
今ある痛みを楽にすることと、身体全体のバランスを整えていくこと。
この二つが、必ずしも同じ方法で解決できるとは限りません。
そのため当院では、施術だけでなく、運動、歩行改善・歩行指導、シューズ選び、インソールなども含めて身体を確認し、その方に必要な方法を組み合わせながら治療を進めています。
側弯症そのものだけを見るのでもなく、痛い場所だけを見るのでもない。
「なぜ、そこに負担がかかっているのか」まで身体全体から考える。
腰痛が改善した今回の患者様も、ここで治療が終わったわけではありません。
右膝の痛みや左足の胼胝と向き合いながら、股関節や膝への負担も確認し、この先もできるだけ無理なく歩き続けられる身体を目指していきます。
側弯症による腰痛をはじめ、変形性膝関節症・変形性股関節症、足の痛み、歩き方などでお悩みの方は、一度ご相談ください。
現在の痛みだけでなく、歩行まで含めてその背景を確認しながら、一緒に治療方法を考えていきます。
こんにちは。
ずいぶん投稿が久しぶりになってしまいました。
最近はAIの力を借りて、私の未熟な文章力をサポートしてもらっているがゆえに、いつもと少し違った文体になっているかと思いますが、私が普段感じていることができるだけ皆様に伝わりやすくなるようにするための工夫ですので、少々違和感があるかと思います。ご了承くださいませ。
ではここから本題に入りますが、
今日は、レントゲンでは原因不明とされた、膝裏の痛みを抱えた患者様の痛みの原因と治療について、お話ししてみたいと思います。
膝が痛くなって病院へ行き、
レントゲンを撮ってもらった。
そして、
「特に大きな異常はありませんね」
と言われた。
そのような経験がある方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、大きな骨折や、強い変形がないかどうかを見ることは、とても大切なことです。
でも
痛みがある本人からすると、
「異常がないと言われても、痛いものは痛いです」
という話ではありますよね。
”階段を降りる時に痛い”とか、
身体はしっかりサインを送っていて、患者様はちゃんと困っています。
だから私は、まずこのような時に、
「レントゲンでの異常はありません」は参考にする程度にとどめるべきだと思っています。
「身体は痛みを、かなりおおざっぱな言葉で表現している」
膝裏の痛みと言っても、みんな同じではありません
膝の外側や後ろ側には、いろいろな組織があります。
半月板、関節軟骨、関節包、筋肉、神経等々・・
そのため、
「膝裏が痛いですね。では、ここが原因ですね」
と、痛む場所だけで簡単に決められるものではありません。
慢性痛に関しては特にそう感じます。
ですので
実は身体としては、
「膝の後ろがとても痛いです」ではなく「実は、荷重がかかった時だけ困ってます」とか、
「筋肉を伸ばした時よりも、膝が押し込まれた時が特に嫌なんです」とか、もう少し細かい説明をしてくれてます。
「レントゲンでは異常ありません」と言われるプロセスはとても大切ですが、
レントゲンでわかること、捻るとか、動作でわかること、ストレッチで伸ばした時にわかること、荷重した時にわかること、朝ベッドから起き上がる時にわかること、などなど
まずは、これらを確かめていきながら、身体の「痛い」という感覚をこまかく翻訳していくことが大切だと思っています。
最後に
AIの力を使うと、皆様が感じてらっしゃる痛みや違和感に関してもそれなりの精度でしっかりとした対処方法や回答が返ってくると思います。
私自身もエビデンスの確認や文献の検索などにはとても重宝していますが、治療家目線でお話しさせていただくと、やはり100人いれば100通りの対処方法があると感じます。
これはオーバーな表現ではなく本当の事です。それくらい、様々な組み合わせによって健康で快適な生活の為に体はバランスを保とうとしていると感じます。
痛みや不調は何らかのサイン。
使い古された表現ではありますが、この言葉の意味はとても深いと思っています。

最近ご来院された患者様のお話です。
変形性膝関節症で、両膝ともに変形が強い状態。
それでも1日15,000歩ほど歩くことは可能です。
歩いた後は痛みがやや強くなるものの、翌日にはある程度回復。
ただ、この状態が何年も続いており、病院では「いずれ手術になる可能性が高い」と説明を受けていました。
しかし、手術にはリスクもあるため、できる限り回避したいというご希望でした。
当院では、今回のような
・変形の程度は強いが炎症レベルは低い
・歩行量が多く確保できている
・歩いた翌日に強い痛みが残らない
・腰椎や股関節の状態が良好で温存されている
こういった要素から、身体の使い方の調整によって改善の余地があると判断しました。
初診時には、まずO脚方向へのストレスを施術とトレーニングで一時的に軽減。
その結果、痛みが減少することを患者様と共有できました。
次回以降は
・シューズ、インソールの見直し
・股関節の機能改善
・足部機能の再構築
・支持筋の神経促通
・歩行動作の修正
このあたりを中心にアプローチしていく予定です。
変形がある=悪い
変形が大きい=手術
とは限りません。
現在の状態を、患者様を取り巻く様々な条件から整理し、どこに改善の余地があるのかを見極めることが大切だと考えています。
また経過をご報告します。
膝痛、変形性関節症と腎機能(GFR)の関係
動画は変形性膝関節症の患者様の施術前後の歩行の変化です。
膝の痛みがひどく、ついに歩けなくなってきたとのお悩み
遠方よりご来院していただきましたが、1回の施術でかなり痛みが取れたということで喜んでいただけました。
ただ、変形性膝関節症や股関節症の中には、患部を治療するだけでは良い状態を持続することは難しいケースがあります。以下をご参照ください。
GFR(腎機能)という視点
変形性関節症や関節炎の治療というと、「膝の軟骨がすり減っている」「腰の関節に炎症がある」といった局所の問題に目が向きがちです。
しかし実際には、関節の治りやすさ・炎症の長引きやすさは 体全体の状態=全身因子 に大きく左右されることを考えなければいけません。
そこで考えなければいけない基準の一つにGFR(糸球体ろ過量)があります。
GFRは腎臓の働きを示す数値で、血液の中の老廃物を“フィルター”のようにこす力を表しており、60を切ると腎機能低下とされます。
腎機能が弱ると以下のような問題が現れます。
-
炎症を長引かせる
老廃物や炎症物質が体内にたまりやすくなり、関節の炎症が引きにくい。 -
骨の質が弱る
GFRが低下すると“腎性骨症”と呼ばれる骨代謝異常が進み、軟骨や骨の修復力が落ちる。 -
全身状態の低下
腎機能が悪いと、貧血や栄養不良が起こりやすく、関節の修復や筋肉の回復も遅れる。
このようにGFRが低値となると関節炎を長引かせるリスクが高まってしまいます。ですのでまずある程度の年齢になってくると、変形性関節症を治す場合は膝の問題を解決するべきか、全身状態を整えるべきか、優先順位を決める必要があると感じます。
早く対処しないと根本治療が難しくなる
糸球体(腎臓のフィルター)は、一度壊れると新しく作り直す能力はほとんどありません。
肝臓や皮膚のような強い再生力はなく、「不可逆的な臓器」とされています。
腎機能が低下している理由は人によって様々です。
ただ、軽度のダメージであれば、糸球体の細胞が修復して機能を取り戻すことがあるとも言われています。
当院では皆様のお身体を見させていただいた上で、ひとり一人に合った関節症のサポートをご提案させていただきます。
「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に、根本的に治していきたい。そんな想いをお持ちの方はぜひ当院はご相談ください。
~足、自律神経、姿勢の総合整体院 KAIFUKU in 大~
西宮、芦屋、宝塚、夙川、苦楽園口エリアの総合整体院をお探しの方は当院まで。






