Blog記事一覧 > 自律神経について - KAIFUKU in 大 〜足と姿勢、自律神経の総合整体院の記事一覧
足の機能が落ちてくると、思っている以上に全身へ影響が広がっていきます。
肩こりや腰痛でご相談に来られる方の中にも、実は足元の変化が原因になっているケースが少なくありません。
足の指が踏ん張れない、土踏まずが落ちている、体重が外側ばかりにかかっている、かかとからドスンと着地している。そうした小さな乱れが膝や股関節に負担をかけ、骨盤や腰の動きを乱し、やがて背中や肩の緊張につながるケースがあります。
足は体を支えるだけでなく、地面からの情報を神経を通じて脳へと伝える役割も持っています。そのセンサーが働かなくなると、膝や腰に負担が増えるだけでなく、バランスをとるために無意識に体幹を緊張させてしまい、自律神経が常に張り詰めたような状態になることもあります。すると疲れやすい、眠りが浅い、気持ちが落ち着かないといった不調まで広がってしまうのです。
また怖いのは、本人はなかなか気づけないという点です。年齢のせいだろう、体質だから仕方ない、と諦めてしまうことも多くあります。ただ、実際には足元の小さな乱れが引き金になっていることも多いのです。
当院では、まず歩行や足の動きを丁寧に確認し、必要に応じて足指の感覚を呼び戻すトレーニングや、アーチを支えるためのケア、体幹の安定性を高めるエクササイズなどを組み合わせていきます。
足元が変わると姿勢が変わり、全身のバランスも変わってきます。長引く肩こりや腰痛が「どこに行っても良くならない」と悩んでいる方ほど、まずは足から見直すことで改善の糸口が見えてくるかもしれません。
治るとは?健康を見失わないために
私たちのまわりには、身体に関する悩みがあふれています。
自律神経の乱れ、関節症、成長痛、腰痛、変形性膝関節症、肩や首のこり、頭の痛み…。
そして、それらを「治す」ために本当にたくさんの治療法が存在します。
数えきれないほどの治療法
マッサージ、筋膜リリース、ストレッチ、鍼治療、アナトミートレイン、AKA、PNF、アプライドキネシオロジー、エネルギー治療、気功、電気治療、カイロプラクティック、神経治療、呼吸、食事、瞑想、投薬、外科的治療、インソール、テーピング、カウンセリング、○○式…。
数え上げればきりがありません。
そしてこれからも新しい方法は生まれ続けるでしょう。
ただ、ここで少し立ち止まって考えてみたいのです。
手段と目的のすり替え
一つの痛みや不調、一つの治療法の枠の中にいるとき、私たちはまるで無敵のように感じることがあります。
それは、手段やルールに守られている安心感があるからです。
「この方法が正解だ」
「この技術で治せる」
そうやって先生と患者様の想いが一体になった瞬間に、
「患者様が良くなること」よりも「方法そのもの」が目的になってしまう危うさがあるのです。
専門性の大切さとその限界
もちろん、専門医や整体院を否定するわけではありません。
医療や施術が今後も前進するために、専門性を追求していくことはとても重要です。
当院も足や自律神経、姿勢を専門にしています。
しかし、人の身体も心も環境も常に変化していくものです。
「一つ良くなれば、また別の不調が出てくる」
そんなことは臨床の現場では日常茶飯事です。
健康を見失わないために
健康になるためのルールや方法は、とても大事です。
けれども、そのルールに縛られてしまうと、かえって気づけないこともあります。
大切なのは「治すための手段」ではなく「より良い状態で過ごせること」。
良いコンディションを作るための道は一つではありません。
当院では、その可能性を一緒に探し、学んでいくことを大切にしています。
西宮、夙川、芦屋、苦楽園口の整体院 KAIFUKU in 大 ~足、姿勢と自律神経の総合整体院~
歩き方の乱れに、自律神経が関係していることも
「なんだか最近、歩くとふらつく気がする」
「足が地についていない感じがする」
こういった相談を受けることがあります。
一見すると筋力の低下や加齢の影響のように感じられるかもしれませんが、
実はこのような歩行の不安定さには、自律神経の乱れが関係していることもあります。
結論からお話しすると、歩行=筋肉の働き=神経の働き、このように考える必要があります。
自律神経がうまく働かなくなると、
姿勢を保つための深部の筋肉(体幹)や、歩くときに無意識で使われる細かな筋肉の力が入りにくくなります。
それにより、歩くときのタイミングや重心移動がズレてきて、身体全体のバランスが崩れていきます。
注意しなければならないのは、筋力の低下や歩行の乱れが長期間続くと、足の機能自体が退化してしまうことです。
すると、いざ自律神経の状態を整えようとしても、足の感覚や連動性が取り戻しづらくなり、改善のスピードが鈍くなってきます。
これは特に、年齢を重ねた方ほど注意が必要です。
若い方であれば一時的な乱れも比較的早く回復できますが、
加齢とともに足の機能は退化する一方で、回復力も落ちてくるため、「歩き方のクセ」が戻らず、そのまま慢性的な不調につながりやすくなるのです。
不調がなかなか良くならない背景には、
実は「歩き方の乱れ」が関係していて、
その歩き方の乱れを引き起こしているのが「自律神経の不調」だった
というケースは少なくありません。
歩行の質をあげることは自律神経の不調を改善するためにとても大事な項目だと思っています。
専門的な治療をつなげ、効果を最大限に ~足、自律神経、姿勢の総合整体院 KAIFUKU in 大~
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