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Blog記事一覧 > 10月, 2025 - KAIFUKU in 大 〜足と姿勢、自律神経の総合整体院の記事一覧

子供の側弯症

2025.10.06 | Category: 側弯症について

まず前提として、「歪みを整えること」はとても大切なことだと当院は考えています。
身体が歪んだ状態では、一部の関節や筋肉に負担が集中し、痛みや不調を引き起こしやすくなります。
そのため、歪みを整えることは“自然なバランスを取り戻す”ために必要なことです。

ただし、左右対称を目指す必要はありません。
人の身体には生まれながらの左右差があり、それが自然な状態です。
利き腕や利き足があるように、筋肉の使い方や骨の発達の仕方も違います。
内臓の位置も、心臓は左寄り、肝臓は右寄りにあります。
つまり、「ゆがみがあること」そのものが人間の自然な個性なのです。

「自然な左右差」と「側弯症」は別の問題です

ここで側弯症について考えてみましょう。
側弯症は、こうした日常的な左右差とは別軸の問題です。
骨格そのものにねじれや湾曲が生じている「器質的な歪み(構造的な変化)」が見られる状態を指します。
いわば、体の設計図の段階で傾きがあるようなイメージです。

ただし、「器質的なもの」と「機能的なもの」の境界は非常にあいまいです。
実際には、姿勢や歩行の改善、筋トレや体幹トレーニングによって歪みが軽減するケースも多くあります。
特に成長期の子どもは骨が柔らかく、適切なアプローチによって改善の余地が大きいのが特徴です。

側弯症とは、機能的なエラー(使い方の偏り)と器質的なエラー(構造的な歪み)が重なって起こる状態です。
そのため、「歪んだ骨格をどう使い、どう支えるか」によって状態が大きく変わります。
歩行や姿勢の改善、骨格調整、体幹の安定化トレーニングによって、
背骨への負担を減らし、変形の進行を防ぐことは十分に可能です。

痛みの有無は「角度」だけで決まりません

側弯症の程度を表す指標として、「Cobb角(コブ角)」というものがあります。
角度が大きくなると、医学的には手術が検討されることもありますが、
実際にはCobb角が40度を超えていても痛みを感じない方も少なくありません。

たとえば、当院で拝見した患者様のレントゲンではCobb角が40度以上ありましたが、
痛みや違和感はまったくなく、日常生活にも支障はありませんでした。
一方で、角度が小さくても筋肉や関節に負担が集中して痛みが出る方もいます。

つまり大切なのは、「角度」ではなく、
その歪みが身体のどこにどのような影響を与えているのかという点です。

左右差を受け入れながら、よりよく動ける身体へ

私たちの身体は完全な左右対称ではありません。
しかし、その中で“どう動かすか”“どう支えるか”を工夫することで、
痛みや不調を予防し、快適な動きを取り戻すことができます。

当院では、姿勢や歩行の解析を通して、
今の状態とこれからの変化を一緒に確認しながら、
それぞれの方に合ったアプローチを提案しています。

側弯症という診断にとらわれすぎず、
「今の身体をどう使うか」「これからどう変化させていくか」を一緒に考えていきましょう。

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足の機能と自律神経について

2025.10.02 | Category: 自律神経について,足について

足の機能が落ちてくると、思っている以上に全身へ影響が広がっていきます。

肩こりや腰痛でご相談に来られる方の中にも、実は足元の変化が原因になっているケースが少なくありません。

足の指が踏ん張れない、土踏まずが落ちている、体重が外側ばかりにかかっている、かかとからドスンと着地している。そうした小さな乱れが膝や股関節に負担をかけ、骨盤や腰の動きを乱し、やがて背中や肩の緊張につながるケースがあります。

足は体を支えるだけでなく、地面からの情報を神経を通じて脳へと伝える役割も持っています。そのセンサーが働かなくなると、膝や腰に負担が増えるだけでなく、バランスをとるために無意識に体幹を緊張させてしまい、自律神経が常に張り詰めたような状態になることもあります。すると疲れやすい、眠りが浅い、気持ちが落ち着かないといった不調まで広がってしまうのです。

また怖いのは、本人はなかなか気づけないという点です。年齢のせいだろう、体質だから仕方ない、と諦めてしまうことも多くあります。ただ、実際には足元の小さな乱れが引き金になっていることも多いのです。

当院では、まず歩行や足の動きを丁寧に確認し、必要に応じて足指の感覚を呼び戻すトレーニングや、アーチを支えるためのケア、体幹の安定性を高めるエクササイズなどを組み合わせていきます。

足元が変わると姿勢が変わり、全身のバランスも変わってきます。長引く肩こりや腰痛が「どこに行っても良くならない」と悩んでいる方ほど、まずは足から見直すことで改善の糸口が見えてくるかもしれません。