目の使い方と姿勢、歩き方への影響について
歩き方に影響する要素はいろいろありますが、その中でも意外と見落とされやすいのが「目の使い方」です。
当院では問診時に、足や体の状態だけでなく、皆様の目の使い方にも注目して検査を行っています。
最近は、スマートフォンを下向きで見ている時間が長くなっており、目線が常に下を向いている方がとても多い印象です。
こういった目線のクセがあると、耳の後ろや後頭部の筋肉が緊張しやすくなり、次第に背骨のアライメントが乱れていきます。
その結果、膝が曲がったまま歩くクセにつながり、膝の痛みや腰の不調を引き起こすこともあるのです。
また、目の動きが固まってしまっている方は、視野が狭くなり、体も緊張しやすくなります。これは日常生活のストレスや姿勢のクセとも深く関係しています。
歩き方が気になるときは「目線」を見直してみましょう
「最近、歩く姿勢が悪くなってきた気がするな」
そう感じたときは、まず「自分がどこを見て、どんなふうに歩いているか?」を少し観察してみてください。
思わぬクセや偏りに気づくかもしれませんよ。