結局「歪み」って?
結局「歪み」って何なのか?
私は臨床の現場でにおいて「〇〇さん、歪んでいますねー」と患者様に伝えることがよくあります。すると、私は“歪みがわかる特別な存在”として患者様に認識されることになります。実際に歪みがあるのであれば、それを伝えることは間違いだとは思っていません。ただ、整体を医療の一環として考えるならば、そこで生まれる権威性を誤った形で利用することは避けるべきです。一方で、整体をサービス業と捉えるならば、この点はそれほど問題にはならないでしょう。
月日が流れ、気がつけば20年。
整体業界と患者様が抱える歪みについての捉え方の差を埋めるきっかけになればと、この機会に改めて整理し、言葉にしてみようと思います!
1. 歪みの原因は? 先天的か?後天的か?
まず、歪みの原因は大きく二つに分類できます。
- 先天的なもの(生まれつきの骨格の特徴)
- 後天的なもの(生活習慣や姿勢の癖による影響)
ここで考えることは、先天的なもので進行性のあるものなのか、どの程度のケアが適切になるのかということです。また、後天的な歪みは「筋肉のアンバランス」によるものなのか、「骨の変形」を伴うのかが重要になってきます。筋肉のバランスの問題なら調整が可能ですが、骨に変形がある場合は長期的なケアやインソールやトレーニングが必要になります。
2. 歪みはどこから始まるのか?
歪みがどの部位から発生しているかによって、体への影響は大きく変わります。
- 足首:偏平足や回内足(オーバープロネーション)
- 膝:X脚やO脚
- 股関節:内またやがに股
- 腰:反り腰や骨盤の後傾
- 背骨:側弯症など
身体の歪みは下から上へ、上から下へ、そしてどこかでぶつかり合い、その部分において影響が出ることが多くあります。上から治すのか、下から治すのか、正しく評価することが大切です。
3. その歪み、本当に痛みと関係している?
「歪みがあるから痛みが出る」とは限りません。他にも考慮すべき要因があります。
例えば、
- 内臓のコンディションが悪いと歪みが生じる → 一般の方には馴染みがないかもしれませんが、内臓の状態が姿勢や筋肉の緊張に影響を与えることは珍しくありません。
- ストレスや自律神経の乱れが歪みに関与する → 精神的なストレスが筋肉の緊張を引き起こし、姿勢に影響を与えることがあります。
中から治すのか、外から治すのか、ですね。
4. 歪みは治すべき?
歪みを整えることが必要なケースもあれば、必ずしも優先すべきでないケースもあります。
- 美容・見た目の観点 → 歪みを整えることで姿勢が良くなり、見た目が改善する
- 慢性的な痛みがある場合 → 歪みよりも、痛みの本当の原因(筋肉・神経・内臓・ストレスなど)を考えることも重要
人によって健康のレベルが異なるため、歪みの影響も個々で違うことを考慮しながら施術を組み立てる必要があります。
「ただ歪みを治す」のではなく、「本当に必要なケア」を患者様のニーズに合わせて提供する。
私が日々大切にしている考えになります。
皆さんも、自分の体の状態を見つめ直し、長期的な健康維持のために何が最適かを探してみてください!
KAIFUKU in 大 ~足、姿勢と自律神経の夙川総合整体院~